ロードバイクのホイール交換|効果と互換性、リムブレーキ用の選び方
完成車に付いてきたホイールのまま数年走って、そろそろ換えてみようかなと思っても、カタログの重さや型番を見比べるうちに、どれが自分のロードバイクに付くのか分からなくなっていませんか。
ひと言でまとめるなら、ホイールは軽さで選ぶ前に、ブレーキ方式、リム幅、タイヤ方式、スプロケットの規格が今の車体と合うかを確かめるのが先です。そのうえで、加速、巡航、乗り心地のどれを良くしたいかで選ぶと、かけたお金のぶんの手ごたえを感じやすくなります。
書くにあたっては、シマノの取扱説明書やフルクラムの製品ページ、タイヤメーカーの公式の解説に、2026年10月に目を通しました。値段は、同じ月の販売店の表示価格を例にしています。
付くホイールは車体のモデルや年式で変わります。最後は自分の車体の型番とホイールの仕様表で確かめ、迷ったらお店に見てもらう前提で読み進めてください。

- ホイール交換で変わることと、数字では約束できないこと
- 今の車体に付くかを決めるブレーキ・スプロケット・タイヤの規格
- リムブレーキ車で見落としやすいタイヤの余裕とブレーキシュー
- 走りの好みと予算での選び方と、交換にかかる費用の目安
ロードバイクのホイール交換で変わること

ホイールを換えれば速くなる、と期待して調べ始めた人も多いのではないでしょうか。まずは交換で変わるものと、数字では約束できないものを分けて見ていきます。
ホイール交換で変わるのは重さ・空気抵抗・乗り心地

ホイール交換で変わるのは、主に重さ、空気の受け方、タイヤを含めた乗り心地の3つです。どれも走りに関わりますが、「何km/h速くなる」と約束できるだけの根拠はありません。
完成車に付いてくるホイールの中には、完成車メーカーにだけ売られているモデルもあります。フルクラムの「Racing 900」はそのひとつで、公表重量は前後で1880g。ここから換えると何がどう変わるのかを、表にまとめました。
| 変わるもの | 効いてくる場面 | 仕様表で見るところ | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| 重さ(とくにリム) | こぎ出し、登り、信号の多い道 | 公表重量(前後セット) | 測り方の条件が書かれていないことがあり、タイヤ込みかも分からない |
| リムハイト | 平地を一定の速さで走るとき | リムハイト(mm) | 高いほど横風の影響に注意がいる |
| リム幅とタイヤ | 乗り心地、路面をつかむ感じ | リムの内幅(17C・19Cなど) | 同じタイヤでも実際の太さが変わる |
| タイヤ方式 | パンクへの備え、空気圧 | クリンチャー、チューブレス対応 | チューブレスはタイヤ・テープ・バルブが別に要ることがある |
| ハブ | 回り方、整備のしやすさ | フリーボディ、軸の規格 | 規格が合わないと付かない |
| 制動面(リムブレーキ) | ブレーキの効き方 | アルミ、カーボン | カーボンは指定のシューが要る |
出典:シマノのホイールとブレーキの取扱説明書、フルクラム・コンチネンタル・シュワルベの公式ページ(2026年10月確認)をもとに作成。
走りの手ごたえとして伝わりやすいのは、表の上の3つ。下の3つは付くかどうかや安全に直結する部分なので、次の章でくわしく扱いますね。
リムハイトについては、シマノのロード用ホイールの取扱説明書に、リムハイトが高いモデルは横風の影響を受けやすいという注意書きがあります。空気の受け方が変わるのは、良い面と気をつけたい面の両方がある、ということです。
私が大事だと思うのは、変わるのは重さと空気の受け方と乗り心地で、速さの数字までは約束されないと知ったうえで選ぶこと。そこを押さえておけば、買ったあとに「思ったほどじゃない」とがっかりすることも減るはずです。
公表重量の差と「速くなる」の受け止め方

カタログの重さを比べると、差は思ったより大きく見えるかもしれません。フルクラムの公表値では、完成車向けの「Racing 900」が1880g、アルミの上位モデル「Racing Zero 2WF」が1490gで、差は390gです。
ただ、この390gは別々の製品のカタログ値を引き算したもので、同じ自転車で付け替えて量った数字ではありません。タイヤやスプロケットを含む重さなのかも、資料からは読み取れませんでした。
全体の重さで見ると、体重65kgの人が9kgの車体に乗っていれば合計は74kgほどで、390gはその1%にも届きません。それでもホイールは回る部品なので、軽くなったぶんがこぎ出しや登りで効いてくると感じる人はいる、と受け止めるのが妥当かなと思います。
感じ方は、人によってかなり違います。Yahoo!知恵袋では2015年6月、アンカーのエントリーモデル(ティアグラ9速)で富士ヒルクライムを1時間24分台で走った人が、試乗会で有名なホイールをいくつか試しても違いが分からなかったと相談していました。
その質問のベストアンサーは、本当に「1枚重いギアが踏める」ならタイムが10〜20%縮むはずなのに、実際にはそうならない、という冷静なものでした。
反対に、個人ブログ「趣味的サイクリング」(2021年8月)では、月に1回ほど乗るという管理人がカンパニョーロのZONDAに換えて100kmほど走り、ギアが1枚軽くなったような感覚と、登りが少し楽になったことを書いています。
GIZMODO(2026年5月)でも、古いリムブレーキのロードバイクに乗り続けている編集部の筆者が、壊れたホイールの代わりにマヴィックの「KSYRIUM SL」へ替えて、チューブレス化も合わせて時速が1〜2km上がったと書いていました。
ただし、どちらも本人の感想で、条件をそろえた測定ではありません。
私は、ホイール交換の効果は「同じ力で少し楽に走れる」くらいに受け止めておくのがちょうどいいと考えています。違いを数字で確かめたいなら、同じコースで出力と速さを比べられるパワーメーターの選び方を見ておくと、感覚だけに頼らずに済みますよ。
タイムを縮めたい気持ちが強いなら、機材と並行してケイデンスと坂の基本を押さえた練習を続けたほうが、結果につながりやすいはずです。
今の車体に付くかを決める3つの規格

せっかく買ったのに付かなかった、という失敗はここで防げます。ブレーキ、スプロケット、タイヤの規格を、車体側の表記と見比べていきましょう。
ブレーキ方式と軸の規格を最初にそろえる

最初に確かめたいのは、ブレーキがリムブレーキ(キャリパー)かディスクブレーキかです。ここが違うと、ほかの規格が合っていても付けられません。
シマノのディスクブレーキ専用ホイールの取扱説明書には、リムブレーキでは使わないようにと、はっきり書かれています。
名前が似ているモデルにも気をつけたいところ。フルクラムの「Racing Zero 2WF」はキャリパーブレーキ用でクイックリリースですが、「Racing Zero DB」はディスクブレーキ専用で、軸は12mmのスルーアクスル(前100mm・後142mm)です。
「DB」や「Disc」が付くかどうかで別の製品だと思っておけば、取り違えは防げますよ。
軸の規格も、車体と合わせなければいけません。リムブレーキのロードバイクはクイックリリースが基本で、シマノのハブを例にすると、前が100mm(HB-RS300)、後ろが130mm(FH-RS400)のエンド幅です。
ディスクブレーキの車体は12mmのスルーアクスルが主流で、後ろは142mmが多いものの、古いモデルには135mmもあります。自分の車体がどれかは、車体メーカーの仕様表を見れば分かりますよ。
ディスクブレーキの車体なら、ローターの取り付け方(センターロックか6ボルトか)も合わせる必要があります。販売店のワイズロードの解説では、6ボルトのローターはアダプターでセンターロックのハブに付けられる場合がある一方、その逆はできないとされていました。
付け替えたあとにローターの位置が少し変わって擦れる音が出たときは、ディスクブレーキの音鳴りの原因と対処も参考になるはずです。
車体とホイールのどこを見比べればいいかを、表にしました。注文する前に上から1行ずつ見ていくと、漏れが出にくいですよ。
| 確かめること | 車体側で見るところ | ホイール側の表記 | 見落としやすい点 |
|---|---|---|---|
| ブレーキ方式 | リム(キャリパー)かディスクか | Rim brake、Caliper、Disc、DB | 同じシリーズ名でもDBは別の製品 |
| 軸とエンド幅 | クイックリリースかスルーアクスルか、エンドの幅 | QR、12×100、12×142など | 前100mm・後130mmは一例 |
| フリーボディ | スプロケットのメーカー・型番・段数 | HG、HG L2、XDR、Campagnolo | 同じ11速でもスペーサーが要る場合がある |
| タイヤの径 | タイヤ側面の数字(28-622など) | 700C(622) | 650B(584)など別の径もある |
| タイヤ方式 | いま使っているタイヤとチューブ | Clincher、Tubeless Ready、2-Way Fit、Hookless | フックレスは対応タイヤと空気圧の上限がある |
| リム幅(リムブレーキ) | キャリパーの型番、フレームの余裕 | 内幅(17C・19Cなど)と外幅 | 太いタイヤがブレーキやフレームに当たることがある |
出典:シマノの取扱説明書・製品ページ・フリーボディの解説、SRAM・フルクラム・シュワルベ・コンチネンタルの公式ページ(2026年10月確認)、ワイズロードの互換の解説をもとに作成。
注文する前に控えておきたい型番
- 車体のメーカー・モデル名・年式
- ブレーキ(キャリパー)の型番
- いまのタイヤの側面の表記(例:28-622)
- スプロケットの型番と段数
- いま付いているホイールの型番
フリーボディとスプロケットの段数

後輪の真ん中にある、スプロケットを差し込む部分がフリーボディです。ここの規格がスプロケットと合わないと、ホイールを買ってもスプロケットが付けられません。
シマノのフリーボディの解説では、ロード用のHG、12速のDURA-ACE向けのHG L2、MTBやGRXのMicro Splineを、別のインターフェースとして扱っていました。
SRAMのロード用カセットのうちXDR用のものは、HGとは別の規格なので、XDRに対応したフリーボディが要ります。フルクラムのホイールにシマノ用(HG)とカンパニョーロ用が用意されているように、カンパニョーロのスプロケットにはカンパニョーロ用のフリーボディが要ります。
ややこしいのは、段数の数字どおりにいかない例外があること。シマノの「CS-HG710-12」は12速なのに、HGのロード用11速フリーボディに付くとメーカーが明記していました。
逆に、11速の「HG700」「HG800」のカセットを11速ロードのHGフリーボディに付けるときは、1.85mmのスペーサーが要る条件があるんです。SRAMでも、XDRのフリーボディにXDのカセットを付けるときは1.85mmのスペーサーを使うよう案内されていました。
私なら、段数より先に、いま付いているスプロケットの型番を見ます。型番が分かれば、メーカーの互換表で「このフリーボディに付くか」「スペーサーが要るか」まで確かめられるからです。新しいホイールにスペーサーが付属するかも、注文前に見ておきましょう。
タイヤの径と方式、バルブの長さ

ロードバイクのタイヤの径は、ほとんどが700Cです。タイヤの側面に「28-622」のように書かれている後ろの数字(ビード座径)が、ホイールの622と合っているかを見ます。同じロードバイクでも650B(584)のように径が違う車体もあるので、思い込みは禁物ですね。
次がタイヤ方式。ホイールには、クリンチャー専用のもの、チューブレスにも対応するもの、チューブラー用のものがあります。
たとえばフルクラムの「Racing 4」はクリンチャー、「Racing Zero 2WF」はチューブレスにも使える2-Way Fit、シマノの「WH-RS500-TL」はチューブレス対応です。
チューブレスで使うには、対応するタイヤのほか、リムテープやチューブレス用のバルブが別に要る場合も少なくありません。チューブで使うつもりなら、クリンチャーのタイヤに対応しているかも見ておきましょう。
気をつけたいのが、フックレス(リムの縁に引っかける返しがない形)のリムです。シュワルベの解説では、フックレスには対応するタイヤの型番と幅、空気圧の上限が決められていて、ロード用では5barまでといった上限が示されていました。
タイヤとリムの両方に上限があるときは、低いほうに合わせます。フックレスかどうかは、注文前にホイールの仕様表で確かめておきたいですね。
もうひとつ、見落としやすいのがバルブの長さです。ワイズロードの解説によると、クリンチャーとチューブラーは「リムハイト+20mm程度」のバルブ長が要るとのこと。背の高いリムに換えるなら、今のチューブがそのまま使えないこともあるわけですね。
リムブレーキのロードバイクに合うホイールの条件

リムブレーキの車体では、ディスクブレーキより気にすることが2つ増えます。ブレーキまわりのすき間と、ブレーキが当たるリムの面の扱いです。
リム幅とタイヤ幅でブレーキのすき間が変わる

リムブレーキの車体でタイヤを太くしたいとき、最初に当たる壁がブレーキのすき間。シマノのキャリパーブレーキのディーラーマニュアルでは、BR-R7000・BR-R8000・BR-R9100で推奨されるタイヤは幅28mm以下、外径684mm以下とされています。
この数字は、あくまで表に載っているキャリパーの推奨値です。古い型のキャリパーやほかのメーカーのものに、そのまま当てはめることはできません。フレームやフォーク側のすき間も、別に確かめる必要があります。
やっかいなのは、同じタイヤでもリムの内幅でふくらみ方が変わること。コンチネンタルの資料では、GP5000 S TRの28mmは、内幅19Cのリムで28.0mm、21Cのリムで28.8mmになると紹介されていました。表示は28Cのままでも、幅の広いリムでは実際に太くなるんです。
私なら、キャリパーの型番で決まるタイヤの上限と、リムの内幅で変わるタイヤの実際の太さを、セットで確かめてから選びます。28Cを履きたいなら、ホイールより先にキャリパーの型番を調べたほうが話が早いですよ。
ブレーキシューの位置も、リムの外幅で変わります。シマノの資料でも、どのホイールにどのキャリパーとシューを組み合わせるかは製品ごとに指定されていて、全メーカー共通の決まりはありません。交換したら、シューがリムの制動面に正しく当たっているかを必ず見ます。
スポーツ自転車店のサンクスサイクルラボ小岩店は、2024年11月のnoteで、リムブレーキはリムとタイヤの幅に制約があるとしたうえで、21mmのリムに28C程度のタイヤを使えるチューブレスレディのホイールをすすめていました。お店の考え方のひとつとして、参考になりますね。
カーボンリムはシューとリムの減りに注意

リムブレーキのホイールは、ブレーキをかけるたびにリムの側面が少しずつ削れていきます。アルミかカーボンかで、扱い方も少し変わります。
カーボンの制動面に換えるなら、ブレーキシューはホイールが指定するカーボン用にしましょう。シマノの資料には、アルミリム用の「R55C4」とカーボン用の「R55C4」のように名前がよく似たシューが並んでいるので、「for carbon」などの表記まで確かめたいところです。
シマノのロード用ホイールの取扱説明書には、カーボンの制動面に異常な摩耗や変形があれば使わないように、とも書かれていました。
アルミのリムでも、対象のモデルにはリムの摩耗を知らせる目印(インジケーター)があり、それが消えたら使用をやめる決まりです。目印の形はメーカーで違うので、自分のホイールの説明書を見てくださいね。
中古のホイールを考えているなら、写真だけでリムの減りやひびは判断できません。型番が分かったら、リコールの対象になっていないかも確かめます。
たとえば経済産業省のリコール情報には、DT Swiss Japanがカーボンホイールの一部を回収して検査し、不具合があれば無償で交換するという案内(2025年7月実施)が載っています。リムの縁で、外側のカーボンの層がはがれるおそれがあるという内容でした。
中古を買う前に見ておきたいこと
- 型番でリコールの対象になっていないか(経済産業省のリコール情報、メーカーのページ)
- リムの摩耗インジケーターが残っているか
- カーボンの制動面に傷や変形がないか
- クイックリリースやスペーサーなどの付属品がそろっているか
伸ばしたい走りと予算でホイールを選ぶ

規格がそろったら、どの走りを良くしたいかと予算で候補を絞る番です。ホイール本体のほかにかかるお金も、ここで押さえておきます。
加速・巡航・乗り心地のどれを伸ばすか

ホイールの仕様表には数字がたくさん並びますが、伸ばしたい走りが決まると、見る数字はかなり絞れますよ。
- こぎ出しや登りを軽くしたい:重さ(とくにリム)
- 平地を同じペースで走りたい:リムハイト(横風にも注意)
- 乗り心地を良くしたい:リムの内幅とタイヤ方式
こぎ出しや登りで効くのは軽さです。回る物を加速させるには、前に進むぶんに加えて回転を速めるぶんの力も要るので、外側にあるリムやタイヤが軽いほど、その負担が小さくなります。坂の多いコースや、信号で止まることの多い道ほど違いが出やすいですね。
平地を同じペースで長く走りたいなら、リムハイトが選ぶ材料になります。とはいえ空気の受け方は、リムの形やタイヤとの組み合わせ、風向きでも変わるので、リムハイトの数字だけで優劣は決まりません。高いリムほど、横風への備えも欠かせません。
乗り心地を良くしたいなら、リムの内幅とタイヤを見ます。内幅が広いと同じタイヤでも少し太くふくらむので、当たりの感じが変わることがあります。チューブレスに対応したホイールなら、チューブレスタイヤという選択肢も増えますね。
100km走るような長い距離を楽しみたい人は、軽さより乗り心地を優先する選び方もありですよ。
最初の1本に迷っているなら、私はリムハイト30mm前後までのアルミのリムで、チューブレスにも対応したものを推します。アルミの制動面ならカーボン用のシューを用意しなくて済み、深いリムより横風の影響も受けにくく、タイヤの選び方も広がるからです。
予算の目安と本体以外にかかる費用

リムブレーキ用のホイールは、ディスクブレーキの車体が増えるなかで、選べる数が少なくなってきました。愛知県豊川市の自転車店「まるいち 御油宿店」も、2026年10月6日の案内で、リムブレーキ用の品ぞろえは減りつつあると書いています。
実際、ワイズロードオンラインの「ロードバイク用ホイール(リムブレーキ用)」の一覧は、2026年10月31日に見たときで25件でした。少ないとはいえ、主なメーカーのアルミのホイールはまだ並んでいます。表示価格の例を表にしました。
| ホイールの例 | セット | 表示価格(税込) | 仕様の表記 |
|---|---|---|---|
| シマノ WH-R501A | 前輪のみ | 13,901円 | クリンチャー |
| カンパニョーロ ZONDA C17 | 前後 | 93,800円 | シマノ用フリーボディ(HG11) |
| マヴィック KSYRIUM SL HERITAGE リムブレーキモデル | 前後 | 126,200円 | チューブレスレディ、クイックレバー |
| フルクラム RACING ZERO 2-WAY FIT | 前後 | 197,010円 | シマノ用フリーボディ |
出典:ワイズロードオンラインの一覧の表示価格(2026年10月31日確認・セール価格を含む)。価格と在庫は変わるので、最新は販売ページで確かめてください。
メーカーの公式サイトのユーロ表示(フルクラムの「Racing 4」なら439ユーロ)は、日本で買うときの値段ではありません。国内の価格と在庫は、販売店で時点つきで確かめるのが確実です。
Yahoo!知恵袋では2025年5月、17Cのゾンダで坂の多いサイクリングをしているリムブレーキ車の人が次の1本を相談し、最終的にカンパニョーロのシャマル ウルトラに決めたと書いていました。リムブレーキの車体でも、ステップアップを続けている人はいるんですね。
ホイール本体のほかに、かかりやすいお金は次のとおりです。
- タイヤとチューブ(リムハイトが上がるならバルブの長いチューブ)
- チューブレスにするなら、対応タイヤ・リムテープ・バルブ・シーラント
- カーボンリムにするなら、指定のブレーキシュー
- フリーボディの規格が変わるなら、スプロケットやスペーサー
- 自分で交換するなら、スプロケットを外す工具
お店に頼むときの工賃は、サイクルベースあさひのスポーツ車の料金表(税込・部品代別)で、前輪の交換が2,860円、後輪の交換が4,510円、スプロケットの交換が2,750円でした(2026年10月31日に確認)。
同じ表では、チューブレスタイヤの交換が4,840円、キャリパーのシュー交換が片側1,650円。前後の交換とスプロケットの付け替えを単純に足すと1万円ほどですが、店によって料金も作業の範囲も違うので、見積もりで確かめてください。
私は、予算の全部をホイール本体に使わず、タイヤやシュー、工賃のぶんを最初から残しておくのが、いちばん失敗しにくいと考えています。型番を控えたら、自転車パーツのワイズロード
の通販で、規格の合うものを絞り込んでみてください。
自分で交換するか、お店に任せるか

交換作業は、工具がそろえば自分でもできます。ただ、ブレーキの調整に少しでも不安があるなら、お店に任せるのも立派な判断ですよ。
自分で交換する流れと乗る前の確認

自分で付け替えるときの流れは、おおまかに次のとおりです。細かい手順や締め付けの数値は、ホイールとスプロケットの取扱説明書に従ってください。
- リムブレーキならキャリパーのリリースレバーを開け、クイックリリースをゆるめて古いホイールを外す
- タイヤとチューブ(チューブレスならテープとバルブ)を新しいホイールに組む
- 後輪はスプロケットを外して、新しいホイールに付け替える(必要ならスペーサー)
- ディスクブレーキならローターも付け替える
- 車体に付けてクイックリリースを締め、ブレーキシューの当たりを調整する
- リリースレバーを閉じ、ブレーキがしっかり効くかを確かめてから走り出す
工具は、タイヤレバーのほか、スプロケットを外すロックリング工具と、スプロケットを押さえるチェーンウィップが要ります。シマノのカセットなら、シマノのTL-LR15のような専用のロックリング工具を使うのが基本ですね。
ロックリングを締めるときは、トルクレンチの選び方も参考にして、メーカーの指定トルクを守りましょう。
Yahoo!知恵袋(2023年2月)では、ホイールを替えたい初心者の質問に、完成車のスプロケットは妙に固く締まっていることがあるので、外せなければホイールごと自転車屋さんに持ち込めばいい、という回答がついていました。最初につまずきやすいのは、まさにここかもしれません。
取り付けたあとは、ブレーキの当たりを必ず見ます。先ほどの「趣味的サイクリング」の管理人も、交換したあとにシューが片方だけリムに当たる「片効き」になり、ブレーキを調整したと書いていました。
シマノのロード用ホイールの取扱説明書は、クイックリリースの固定が不十分なまま走ったり、傷んだスポークのまま使ったりすると、事故につながるおそれがあると警告しています。
キャリパーブレーキの取扱説明書にも、ホイールを付けたらリリースレバーを戻して、ブレーキが効くかを確かめるよう書かれていました。
この状態なら乗らずにお店へ
- クイックリリースがしっかり締まらない、ホイールががたつく
- ブレーキの効きが弱い、片効きが直らない
- ホイールを回すと大きく振れる、異音がする
- スポークが折れている、ゆるんでいる
- カーボンの制動面に傷や変形がある
私は、スプロケットの付け替えとブレーキの調整のどちらかに自信がなければ、最初の1回はお店に頼むのがいいと思っています。工賃はかかりますが、ブレーキは命に関わる部分なので、そこはプロに任せたほうが安心して乗り出せますよ。
ホイール交換のよくある質問

前輪だけ交換しても意味はありますか?
ブレーキ方式と軸の規格が合えば、前輪だけでも付けられますし、スプロケットの付け替えがないぶん作業も軽く済みます。
ただ、メーカーの公表重量は前後セットの数字が多く、前輪だけでどれだけ変わるかの目安はありません。前後でリムの幅が違うと、シューの位置も前後それぞれで合わせる必要があります。
リムブレーキ用のホイールはまだ買えますか?
2026年10月31日に見たワイズロードオンラインの一覧では、リムブレーキ用は25件ありました。数は減っていますが、シマノ、カンパニョーロ、マヴィック、フルクラムのアルミのホイールはまだ選べます。値段と在庫は変わるので、買う前に販売ページで確かめてください。
中古のホイールを買っても大丈夫ですか?
写真だけではリムの減りやひびを判断できないので、できればお店で現物を見てもらうのがおすすめです。型番でリコールの対象になっていないか、リムの摩耗インジケーターが残っているかも確かめましょう。
ホイールと一緒にタイヤも換えるべきですか?
必ず換える必要はありません。ただ、チューブレスにするなら対応タイヤとリムテープ、バルブが要りますし、リムハイトが上がるならバルブの長いチューブが要ることもあります。
今のタイヤが減っているなら、交換のタイミングを合わせると作業が一度で済みます。
まとめ:ロードバイクのホイール交換は規格の確認から

ロードバイクのホイール交換で変わるのは、重さ、空気の受け方、乗り心地です。ただ、速さの数字までは約束されないので、期待しすぎずに選ぶのがちょうどいいと思います。
選ぶ順番は、まずブレーキ方式、リム幅、タイヤ方式、スプロケットの互換性を今の車体と合わせること。そのうえで、加速、巡航、乗り心地のどこを良くしたいかで絞ると、お金をかけたぶんの手ごたえを得やすくなります。
リムブレーキの車体なら、キャリパーの型番で決まるタイヤの上限と、シューの指定も忘れずに。型番がそろったら、ワイズロードの通販サイト
で候補を見比べて、迷う点はお店で相談してみてください。
